「カットリレー付きコンセント」について

-目次-
1.カットリレー付きコンセントの役割
2.カットリレー付きコンセントの仕組み
3.カットリレー付きコンセントの電気容量

1.カットリレー付きコンセントの役割
 火災などによって非常用放送設備から出力される非常制御信号を受信し、業務用放送機器への電源供給を速やかに遮断します。
 店舗BGMやカラオケ店等の非常用放送設備とは異なる音響機器(ローカルアンプ)を火災などの非常時に強制的に停止させることで、避難誘導などの非常放送を確実に伝達します。

2.カットリレー付きコンセントの仕組み
 非常放送設備側から制御部に24Vが常時供給されてます。しかし、火災信号により電圧が0Vになると接点が開き、電源供給が断たれるという仕組みとなっています。
 カットリレー付きコンセントは、AC100Vコンセント用の電源端子と非常放送設備からのDC24V制御電源を接続する端子を持っています。

3.カットリレー付きコンセントの電気容量
 カットリレーコンセントは、一般の電源供給用15Aコンセントと違い、許容電流値が低く設定されている為、機器の接続数や容量に注意を要します。一般的に10A、800W程度のローカルアンプまで接続が可能です。(写真:TOAカタログより抜粋)

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