「イーサネットとFL-netの違い」について

-目次-
1.イーサネットとは?
2.FL-netとは?
3.イーサネットとFL-netの違い

1.イーサネットとは?
 イーサネットとは、有線LANのルール(ケーブルの種類や通信の仕組みなど)を決めている規格(IEEE 802.3)の一つであり、ローカルエリアネットワーク(LAN)で使用されています。代表的な規格には、ツイストペアケーブル(UTP)を使用する10BASE-T(CAT3、通信速度10Mbps)、100BASE-TX(CAT5、同100Mbps)、1000BASE-T(CAT5e、同1Gbps)のほか、光ケーブルを使用する100BASE-FXなどがあります。
 なお、ツイストペアケーブル(UTP)の最長距離は、100mです。

2.FL-netとは?
 FL-net(FA Link network)とは、一般的なイーサネットをベースにした産業用ネットワークで、日本電機工業会により開発されたオープンネットワークです。
 プログラマブルコントローラ(PLC)や数値制御装置(CNC)などのFAコントローラを接続し、コントローラ間の制御データを高速に相互交換するネットワークです。ケーブルなどは、イーサネットと同じものを使用します。

3.イーサネットとFL-netの違い
 イーサネットは、上位のコンピュータ、パソコンなどとコントローラを接続し、生産指示、実績収集など情報・制御用途のために使用します。また、FL-netは、コントローラ間の接続に使用し、高速な制御データ交換のために使用します。

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