「地中配電線路のメリット・デメリット」について

-はじめにー
 地中配電線路は、都市機能や景観上の観点から施設するもの、高速道路横断箇所などの架空配電線を施設するのが技術的に困難な箇所に施設するものなどがあります。

-目次-
1.地中配電線路のメリット
2.地中配電線路のデメリット

1.地中配電線路のメリット
①同一ルートに多条数のケーブルを布設できる為、需要密度が高い地域での電力供給が容易である。
②充電部の露出がない為、感電の恐れがない。
③台風などによる他物との接触事故を防止できる。
④都市の景観を向上させることができる。

2.地中配電線路のデメリット
①架空電線路に比べ、10~20倍の建設費を要する。
②道路工事による掘削、その他の原因でケーブル損傷事故が発生すると事故復旧に長時間を要する。
③工事の複雑さ、道路工事の時間帯制限などにより、架空電線路に比べ、工期が長くなる。
④対地静電容量による軽負荷時の電圧上昇、高調波の拡大の影響が懸念される。

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