「BACnet」について

-はじめにー
 BACnetは様々なメーカーの制御機器を相互通信することができるオープンネットワークの通信プロトコルのため世界中で採用されています。

-目次-
1.BACnetとは
2.BACnetの仕様について
3.配線方式について

1.BACnetとは
 BACnet(Building Automation and Control Networking Protocol)とは、通信プロトコルの国際標準規格です。BACnetの特徴は、空調・衛生・電気・照明・防犯・防災等の設備が各メーカー独自の仕様であっても、BACnetプロトコルという共通のインタフェイスを介することで、すべて接続できることにあります。このため、ビル内のさまざまなインフラ設備を、統合的に監視・制御・保安・保守するための通信規格としてデファクトスタンダードとなっています。

2.BACnetの仕様について
 日本では電気設備学会がBACnet2004 の仕様を日本の仕様に拡張したIEIEJ-G-0006:2006を発行しており、この仕様に則った運用が主流です。
 BACnetには、イーサネット上でBACnetサービスを通信するための「BACnet IP」プロトコルと、データ伝送の物理層にEIA-485(RS-485)を使用する「BACnet MS/TP」プロトコルがあります。

3.配線方式について
 現在ではEthernetをベースにして配線する方法が普及しています。

ーまとめー
 最近、ビルネットワークの広域化やスマートシティーの実現が注目されており、BACnetによる統合管理がますます重要になってきています。

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