1.C種接地工事
「電気設備の技術基準の解釈」の【接地工事の種類及び施設方法】第17条で下記のように規定されています。
第17条_C種接地工事は、次の各号によること。
一 接地抵抗値は10Ω(低圧電路において、地絡を生じた場合に0.5秒以内に当該電路を自動的に遮断する装置を施設するときは500Ω)以下であること。
二 接地線は、次に適合するものであること。
イ_故障の際に流れる電流を安全に通じることができるものであること。
ロ_ハに規定する場合を除き、引張強さ0.39kN以上の容易に腐食し難い金属又は直径1.6mm以上の軟銅線であること。(以下省略)
2.D種接地工事
「電気設備の技術基準の解釈」の【接地工事の種類及び施設方法】第17条で下記のように規定されています。
第17条_D種接地工事は、次の各号によること。
一 接地抵抗値は100Ω(低圧電路において、地絡を生じた場合に0.5秒以内に当該電路を自動的に遮断する装置を施設するときは500Ω)以下であること。
二 接地線は、次に適合するものであること。
イ_故障の際に流れる電流を安全に通じることができるものであること。
ロ_ハに規定する場合を除き、引張強さ0.39kN以上の容易に腐食し難い金属又は直径1.6mm以上の軟銅線であること。(以下省略)
(※1)参考一覧表(内線規程_1350‐3表参照)
<C種及びD種接地工事の接地線の太さ>
接地する機械器具の金属製外箱、 配管などの低圧電炉の電源側に 施設される過電流遮器のうち最 小の定格電流の容量 | 一般の場合 | 一般の場合 |
---|---|---|
銅(単線) | 銅(より線) | |
20A 以下 | 1.6mm 以上 | 2mm²以上 |
30A 以下 | 1.6mm 以上 | 2mm²以上 |
60A 以下 | 2.0mm 以上 | 3.5mm²以上 |
100A 以下 | 2.6mm 以上 | 5.5mm²以上 |
150A 以下 | – | 8mm²以上 |
200A 以下 | – | 14mm²以上 |
400A 以下 | – | 22mm²以上 |
600A 以下 | – | 38mm²以上 |
800A 以下 | – | 60mm²以上 |
1000A 以下 | – | 60mm²以上 |
1200A 以下 | – | 100mm²以上 |
(※2)接地線の太さの算定基礎(内線規程_資料_1-3-6参照)
接地線の太さの計算式:A=0.052In
<凡例>
A:銅線の断面積[mm2]
In:過電流遮断器の定格電流[A]