「スターデルタ始動方式」について

1.スターデルタ始動方式の特徴
電動機のスターデルタ始動方式とは、電動機との接続配線を最初スター結線で始動し、同期回転速度に近づいた状態でデルタ結線に切替える始動方式です。直入れ始動方式と比較して、始動電流と始動トルクが1/3という特徴があります。

2.始動電流が1/3になる理由
下図のように、最初、電動機の固定子巻線をスター結線とした場合、一相の巻線電圧はV/√3となり、始動電流はIy=V/√3Zとなります。
同期回転速度に近づいた状態でデルタ結線に切替えることで、相電圧を電源供給電圧とした定常運転状態に移行します。
また、最初、電動機の固定子巻線をデルタ結線とした場合、始動電流はΔ=√3V/Zとなります。
つまり、/IΔ=1/3となり、始動連流が1/3となります。

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