「電気関連の規格」について

1.国内規格
①日本工業規格(JIS)
JISは「Japanese Industrial Standards」の頭文字を取った言葉で、A:土木及び建築、B:一般機械、C:電子機器及び電気機械、D:自動車、E:鉄道など、19の区分に分類されています。
JISは、IECやISOなどの国際規格に準じており、日本国内で国際標準と整合化を行うために技術的内容および規格表の様式を日本語に翻訳し、JISとして発行しています。JIS規格は、区分を表すアルファベット1文字と4~5桁の数字の組み合わせで構成されます。
(例)「JIS A 4201」の場合
「A」は「土木及び建築」を表し、
「4201」は「避雷設備」を表しています。

②その他
・電気学会電気規格調査会標準規格(JEC)
・日本電機工業会規格(JEM)


2.国際規格
①国際電気標準会議(IEC)
IECは「International Electrotechnical Commission」の頭文字を取った言葉です。
ISOで取り扱っていない、電気・電子技術分野の国際規格の策定を行っている国際標準化機関です。

②国際標準化機構(ISO)
ISOは「International Organization for Standardization」の頭文字を取った言葉です。
ISOは、電気を除く工業規格を策定する民間の非政府組織で、世界最大の国際標準化組織です。
「国家間の製品やサービスの交換を助けるために、標準化活動の発展を促進すること」「知的、科学的、技術的、そして経済的活動における国家間協力を発展させること」を目的に活動しています。

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