「4-20mA出力による計測」について

①4-20mA出力とは
4-20mAはアナログ出力の一種で、4-20は電流出力の範囲が4mAから20mAの範囲で出力されるという意味です。計装用機器の標準アナログ出力を中心に、センサの出力や制御信号として幅広く使用されています。
IEC(国際電気標準会議)において、DC4~20mAが広く採用されるようになりました。測定値が0の時は4mAを出力し、測定レンジ最大の時は20mAを出力します。

②4-20mA出力のメリット
・断線時は0mAになるため異常が分かる。
(フェイルセーフ)
・長距離伝送でも減衰しにくい。
・電圧信号と比較してノイズに強い。
・1-5Vの電圧入力に変換が容易である。
(1V÷4mA=250Ω抵抗を利用)

③4-20mA出力のデメリット
・電圧信号と比較して測定しにくい。
・断線するとすべての機器が使用できなくなる。

④使用例
・電圧
・電流
・温度
・圧力
・レベルセンサー
・流量など

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