「送風機の風量調整」について

1.ダンパによる風量調整
ダンパーの開度を調整
することで、流体の流れに抵抗をかけて風量調整を行います。

2.プーリーによる風量調整
モーター(又はファン)のプーリーを必要換気量に対応した適正なサイズに変更することで、風量調整を行います。また、Vベルトの弾力やたるみ等の調整を行う必要があります。

3.インバーターによる風量調整
インバーターで送風機の周波数(回転数)を調整することで、風量調整を行います。ダンパーによる調整と比較して、省エネ効果があります。また、副次的メリットとして、始動電流の抑制効果もあります。

<捕捉事項>
※インバーターの場合、VAV(可変風量制御装置:Variable Air Volume)からの状態信号による制御を行う場合が多いです。

※送風機(電動機)の電気容量が、11kW以上の場合、一次側電源送りは、原則、スターデルタ始動方式とする必要があります。但し、送風機側でインバーター制御を行っている場合は、直入れ始動方式とすることが可能です。

直動式型(モーター直結型)の送風機は、モーターとファンが同軸で、モーターによりファンが直接動かされているものです。インバーターによる風量調整が一般的です。

Vベルト駆動型の送風機は、モーターとファンが別軸で、各軸の車輪にV型の溝(プーリー)を設けてベルトを介してファンが動かされているものです。大型のものは同軸上にモーターの設置が難しいため、Vベルト駆動方式となります。プーリーまたはインバーターによる風量調整が一般的です。

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