「構造体利用接地極」について

1.構造体利用接地極
構造体基礎部の相互接続された鉄筋・鉄骨、又は導電性及び耐食性が十分な金属体地下構造物を接地極として利用する方式です。(※「接地極の省略」(JIS A4201:1992)に則した規定)

但し、鉄筋または鉄骨コンクリート造の基礎を接地極として利用する場合は、基礎の鉄筋または鉄骨と上部構造体の鉄筋または鉄骨とは一般に電気的接続が行われていないため、建築物等の建設時に相互の電気的接続を行う必要があります。
柱等についても、鉄筋同士を接続する継手が機械式の場合、電気的に接続されていないことになる為、鉄筋相互を電線で結んでいく、若しくは、避雷設備用の専用鉄筋を断ち下げる必要があります。


2.旧JIS基準における接地極省略の判定方法
旧JIS基準(JIS A4201:1992)では、接地極の抵抗値が重要な要素となっていましたが、
新JIS基準(JIS A4201:2003)では、接地極の抵抗値よりも接地システムの形状及び寸法が重要な要素となっています。

旧JIS基準(JIS A4201:1992)を採用する場合、構造体を接地極としてみなす為には、JIS-A4201「接地極の省略」に基づいて、接地極の省略計算を行う必要があります。
接地極省略可否の判定は、大地抵抗率(ρ)と建築物地下部分の延べ表面積(A)を求め、ρとAの交点が省略可の領域(基礎の接地抵抗が5Ω以下)にあれば、接地極を省略できます。

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