1.リスク特定
リスク特定とは、組織の事業内容や事業目的に対して、どの様なリスクが内在しているのかを明らかにすることです。リスクの洗い出しがリスクマネジメントの第一歩となります。
2.リスク分析
リスク分析とは、洗い出したリスクの「影響度」と「発生確率」を定量的に把握することです。
各リスクの影響度や発生確率などを分析し、リスクの大きさ(リスク値)を把握します。
※リスク値=影響度×発生確率
3.リスク評価
リスク評価とは、分析された各リスクを比較し、対策に取り組む優先順位を決めることです。優先順位をつけて対策に取り組むことにより、リスク値が大きいものへの早期対応が可能となりなります。
4.リスク対策(低減、回避、移転、保有)
リスク対策とは、優先順位が高いと評価されたリスクへの具体的な対策案を決めることです。リスク対策には、リスクコントロールとリスクファイナンシングという2つの手法があります。
①リスクコントロール:リスクによる損失の発生および拡大の防止(低減、回避、移転)
②リスクファイナンシング:リスクによる損失を金銭で対応(移転、保有)
実際にトラブルが発生してから、都度対策を取っていては、組織内に混乱が発生し、別の問題が起こる可能性もあります。対処方法を事前に決定するリスクマネジメントは、組織運営における必須事項であります。